研究会開催 公益社団法人 日本放射線技術学会 中部支部 放射線技師
 
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▲技術セミナー 一覧
 2009年  
 平成21年度第3回医療情報システム研究会 〜RISを再考する〜
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日時平成21年11月7日(土)9:20−10:50
会場大垣市スイトピアセンター 学習館6階 第5会場
定員60名
概要放射線診療では放射線部門システム(RIS)の重要性が増してきています。しかしながらRISが開発されて現在までに診療放射線技師にとって進化しているでしょうか?今回、「RISの再考」ということで、RISの将来的な展望を議論したいと考えております。システム担当者、RISを導入する予定の病院様など、是非ご参加していただれば幸いです
結 果 報 告
参加人数28名
コメント今回の医療情報システム研究会は、座長:豊橋市民病院 原瀬正敏先生で始まった。朝早くにも拘わらず当研究会にとっては多い参加者(28名)であった。今回のテーマは、“RIS再考”である。RISに新しい意義を付加すること、新たな側面から光をあてることが必要だと考えて今回のシンポジウムを企画し、活発な議論が行われた。今後も、現場指向型のシステムの在り方を模索していく。

資料ダウンロード先:http://www.sys-edge.jp/jsrt-mis/
 Digital Mammographyと医療情報システム
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日時平成21年 9月19日(土) 13:00〜16:00
会場福井大学医学部(松岡キャンパス)附属病院 研修センター 白翁会ホール
概要PACSの導入により医療機関ではフィルムレス運用が広まってきています。その中でも、「Digital Mammography」の導入が大きな課題として扱われています。Mammographyは、検査の性格上、高精細な画像が求められ、必然的に大変大きな画像データ量を持つこととなります。そこで、今回4人の先生方に「Digital Mammography」について多角的に捉い、今後の医療情報システムの在り方を皆様と議論したいと考えております。
結 果 報 告
参加人数12名
コメントシステムの切り口からMMG を捉えると
@データとしての扱い
A画像としての扱い
に大きく分けられる。

1.データとしての扱い
1 枚の画像データ量は大きいが、トータルではそれほど大きなデータを占めることはない。従って、PACSから画像を取り出すときのレスポンスに適切に対応すれば、システム的にはそれほど問題とならない。1枚の画像として見た場合、その画像的特徴から可逆圧縮が効果的に機能すると考えられる。

2.画像としての扱い
その表示方法に大きな特徴があり、画素サイズが大きいこと、全体画像から微細な陰影まで空間分解的なスケーリングが要求されること、また、比較読影のパターンが過去だけでなく、方向によるミラーリングなどが必要とされる。しかし、3-Step Reading などの既存読影パターンを解析することで、システム実装上で大きな技術的ハードルとはならないと考える。

3.その他
・他モダリティ以上にMonitor 管理の重要性が問われている。
・放射線技師による一次読影が他モダリティに比べ定着している。これは重要なことであり、今後、深く討論すべきであり、システムがどのようにその動きに対応していくかが問われている。
 モニタ精度管理ワークショップ in 豊橋
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日時7月25日(土) 13:30〜16:30
会場豊橋市民病院
定員40名
概要モニタ精度管理の重要性について皆様に肌で感じていただき、今後のフィルムレス環境整備に役立てていただきたいと思っております。
参加は要予約です。(詳細はPDFにて記載しております)
HP予約は、7月21日まで。電話予約は、7月24日までです。
予約受付HP:http://radiforce.com/jp/seminar/workshop22.html
結 果 報 告
参加人数30名
コメント1)今回、医療情報システム研究会ではハンズオンセミナーを初めて開いたが、多くのユーザとベンダーがほぼ1:1で議論し、お互いの考えをぶつけ合うことができる機会は大変貴重であった。

2)フィルムレスを生き残るために液晶モニターをどう扱い、どう付き合っていくかの結論は出なかったが、このようなセミナーを繰り返すことで、幾つかの選択しが明らかになり、ベンダーもユーザもその幾つかの選択肢から、自分たちの要求に最も近い解決策をさらに適用しながら対応できる土壌ができあがってくると思われる。

3)今回のセミナーは、まさにそのような土壌を作り上げる第一歩となった。

4)最後に、当セミナーにご参加いただいた先生方。多くの機材を持ち込み完璧な準備をしていただいた株式会社ナナオのスタッフの皆様。開催場所を快くご提供いただいた豊橋市民病院様には厚くお礼を申し上げます。

会場の様子:http://www.sys-edge.jp/JSRT-MIS/2009/No1_toyohashi/090725.htm