|
2011年 |
|
放射線防護・アンギオ・県技師会合同研究会(石川) |
PDFファイルで詳細を見る |
日時 | 平成23年12月17日(土)13:00-17:00 |
会場 | 石川県地場産業振興センター 第12研修室 |
定員 | 100名 |
概要 | 東日本大震災に伴う福島第一原発事故以降,一般市民の間に放射線被ばくに対する不安が広がっている.関連学会が提供している情報を整理し,原子力災害の最新の知見から一般市民の不安を理解する.また,医療現場における患者の不安にどう対応するか学ぶ. |
結 果 報 告 |
参加人数 | 62名 |
コメント | 徳島大学アイソトープ総合センターの佐瀬卓也先生には福島原子力災害における現地状況と中・長期支援活動についてご講演頂いた。バックグラウンドが高い中での住民サーベイの難しさ、一般の方にでも行える簡易除染方法の研究など、災害直後からの支援活動を通して得られた貴重なデータやご経験をお話頂いた。今後は住民からの健康相談が増加することが予想されるが、それに応えられる放射線の専門家が不足していることから放射線技師の積極的な支援が期待されていることを述べられた。広藤先生には放射線防護において技師に必要な知識についてご講演頂いた。単位や用語の解説、低線量被ばくにおけるリスクの考え方について解説して頂いた。松原先生には、今後医療現場で相談が増加すると予想される医療被ばくについてご講演頂いた。モダリティ毎の線量評価を詳細に解説して頂いた。竹井先生には放射線防護でのリスクコミュニケーションについてご講演頂いた。放射線被ばくのリスクコミュニケーションでは相談者との信頼関係を築くことが最も重要であると述べられ、一般的なリスクと比較することで分かりやすく解説頂いた。総合討論では、参加者からのアンケートで得られた質問を中心に活発な討論がなされ、会員の関心の高さが伺えた。 |
|
防護・アンギオ合同セミナーin CCRT |
PDFファイルで詳細を見る |
日時 | 平成23年11月12日(土) 9:20-10:50 |
会場 | 富山国際会議場 202会場 |
定員 | 100名 |
概要 | エックス線装置に線量の値が表示されるものが多く見られるようになった。この数値が何を表し、どれくらいの精度なのか、測定データを元に検証する。また、線量が表示されない透視装置の線量管理のアイデアについても議論したい。 |
結 果 報 告 |
参加人数 | 35名 |
コメント | 大原光一先生には透視用エックス線装置のFPDシステムの変遷と線量表示システムの機構および今後についてご講演いただいた。IEC60601-2-43に準拠した国内での規格が来年度あたりに制定される予定であり、線量表示システムの搭載が必須となる。不確かさは±35%以内とされる。才賀治先生には表示される線量値の意味を、測定データを用いて解説していただいた。表示値はメーカー定義の認識不足、基礎データの誤差、サービスの設定ミス、経時的変化を伴うため、表示値の確度を向上させるためにはユーザーは測定による補正が必要であるとした。討論会では、線量表示システムのない装置の線量管理について議論を開始したが、臨床現場では手探りの状態であり、具体例は示されなかった。しかし、旧システムにおいても線量管理は必要であり、±35%の線量推定システムの構築が望まれる。(大原先生のご講演資料をご希望の方は、ariga@nagoya2.jrc.or.jpまで) |
|
放射線防護・アンギオ・県技師会合同研究会(愛知) |
PDFファイルで詳細を見る |
日時 | 平成23年10月9日(日) 13:00-17:00 |
会場 | 名古屋第二赤十字病院(八事日赤) 研修ホール |
定員 | 300名 |
概要 | 放射線被ばくの基礎的な事項と原子力災害の最新の知見から、事故時の放射線被ばくに関する一般市民および患者の不安を理解する。また医療現場におけるリスクコミュニケーションの手法についても取り上げる。 |
結 果 報 告 |
参加人数 | 35名 |
コメント | 原子力災害における汚染状況等を放射線安全管理学会のアドホック委員会の西澤先生に解説いただいた。今後の災害では早期の甲状腺の線量評価が重要となり、診療放射線技師の果たす役割は大きい。広藤先生は基礎的な事項から福島での活動経験をとおして、リスクを伝える難しさ、リスク評価の目的を述べられた。竹井先生はリスクコミュニケーションの基礎を述べられ、臨床現場での具体的な対応策を示した。討論会では福島原発で活動された南保先生の報告を皮切りに災害時における技師の役割、コミュニケーションのとり方について活発に議論された。 |
|
放射線リスクに関するセミナーのお知らせ(事前登録延長しました) |
PDFファイルで詳細を見る |
日時 | 平成23年1月29日 午後14時から17時 |
会場 | 名古屋第二赤十字病院 研修ホール |
定員 | 150名 |
概要 | 医療被ばくの実態及び放射線影響に関する最新の知見に照らし合わせて、CT検査をはじめとする医療被ばくのリスクをどう考えるべきかを整理する。 |
結 果 報 告 |
参加人数 | 102名 |
コメント | 愛知県放射線技師会、日本放射線技術学会中部部会、日本保健物理学会が共催し、千代田テクノルのサポート受け、参加者は目標の100名に達した。医療被曝の現状を藤田保健衛生大学の鈴木教授のデータをもとに有賀が報告し、リスクコミュニケーションの現状を明らかにした。次に診断放射線のリスクを科学的に放射線医学研究所の吉永信治先生にご教示いただいた。最後に大分看護大学の伴先生は診断放射線リスクの国際的な動向を示され、低線量域におけるリスク論的な限界を統計学を用いて示された。討論会では伴先生が論点を整理され、それを口火に活発なディスカッションが行われた。場所を移した意見交換会では、20余名が参加し2時間にわたり活発な情報交換が行われた。反省会では継続的な合同セミナー開催の必要性が確認された。 |
|
|