研究会開催 公益社団法人 日本放射線技術学会 中部支部 放射線技師
 
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 2013年  
 H25年度 三重県放射線治療研究会
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日時平成25年12月21日(土)14:00〜18:00
会場国立病院機構三重中央医療センター
概要1.県内のIMRT実施状況と検証について(県内IMRT実施施設発表)
2.電子線相互校正について(名古屋大学 小口 宏先生)
3.三重中央医療センター装置紹介(施設見学)
結 果 報 告
参加人数60名
コメント三重県内IMRT実施施設より4名がIMRTの実施状況と検証方法について報告を行いました。県内では4施設のみIMRTの実施となっており、大半の施設では条件を満たすことが出来ないのが現状です。県内では更新の時期を迎えており、新しい治療装置になればIMRTが標準搭載されていることもあり実施を望む声が聞こえてきます。
講演2では、昨年に続き、名古屋大学大学院の小口先生に来て頂き電子線のクロスキャリブレーションについてご講演いただきました。電子線用の線量計は同じ種類の線量計でも個体差による誤差が大きく含まれるため、各自で相互校正による値付けが求められます。全国でも電子線校正実習型の講習会が開かれており、三重県においても実習型講習会を実施するために今回の講演を行いました。
講演3では、放射線治療装置の放射化物の取扱について講演とビームデータ収集での苦労など語っていただき今後更新や導入を予定する施設にとって有意義な内容でありました。県外からも参加いただき、例年になく盛大盛況に終えることが出来ました。
 第55回岐阜県放射線治療技術研究会
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日時平成25年12月7日(土) 14時〜18時
会場中濃厚生病院 放射線治療棟2F 第一研修室
定員70名
概要教育講演は岐阜大学医学部附属病院の田中先生に「乳癌の放射線治療」についてを、特別講演はエレクタ株式会社の方に「リニアックの物理と構造」についてを予定しております。
結 果 報 告
参加人数52名
コメント 今回は岐阜大学医学部附属病院放射線科の田中秀和先生より、「乳癌の放射線治療」と題して、日本における乳がん患者の現状から始まり、診断及び治療までの広い範囲を網羅する内容で講演していただきました。特に治療ではホルモン療法、化学療法、手術療法、放射線療法と詳細に解説していただき、臨床に従事する放射線技師にとって非常に参考になるお話が聞けました。
 会員発表では、原点に帰るという意味でシェルによる皮膚線量への影響や、電子銃及びターゲット交換(リニアック)によるビームデータへの影響などを報告していただきました。
 また、エレクタ株式会社の岩井良夫先生には、「リニアックの物理と構造」と題して、加速器、電子銃、ターゲットなどを中心としたリニアックの細かな構造とその原理について分かりやすく解説していただきました。基礎を学ぶことは非常に大切なことであり、それが放射線治療の品質管理に生かせたらと思っております。
 平成25年度 愛知県放射線治療研究会
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日時平成25年11月16日
会場愛知県がんセンター中央病院 国際医学交流センター
概要聖隷浜松病院の矢田先生に「IMRTに関するMLCの重要性」、名古屋大学医学部附属病院の奥平先生に「MU計算に使用するパラメータ」についてご講演いただきます。また、地域交流として、県内治療施設の安城更生病院と成田記念病院からご発表があります。
 ※ 事前申し込みにご協力ください。
結 果 報 告
参加人数101名
コメント矢田先生からは、MLCについて、構造と物理特性からモデリングパラメータ、精度管理と一連の流れでご説明頂けた。愛知県内では、これからIMRTを始める施設も多いので貴重な講演であった。奥平先生からは、MU計算に使用するパラメータについて、吸収線量とMUとの関係性を中心にご講演頂けた。アンケート結果からは、自施設でも積極的に手計算をしてみたいという意見も多かった。県内治療施設のご発表では、安城更生病院の長谷川先生から、治療計画用CT装置のCTDIの計測、成田記念病院の高石先生からは、ファイルメーカを用いた放射線治療情報データ管理と参考となる情報を提供していただけた。
 第22回 静岡県放射線治療研究会
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日時平成25年9月14日(土) 14:00〜16:30
会場中東遠総合医療センター 3階 大会議室
概要今回のテーマは『乳がん』です。医師から、患者から、そして技師アンケートから、多角的に乳がんを考えてみたいと思って企画しました。会場も掛川・袋井の統合された新病院です。中東遠総合医療センターのご好意で施設見学も予定しております。
結 果 報 告
参加人数63名
コメント今回の研究会のテーマは「乳がんを多角的に考える」でした。
第1部は講演をお二人の先生にお願いいたしました。最初は「知っておきたい乳がん診療の基本 -診断から治療まで-」として、浜松医科大学付属病院第一外科乳腺外科の小倉廣之先生に乳がんの疫学、診断からホルモン療法、化学療法、手術、放射線療法を柱とする乳がんの治療に関してご講演をいただきました。次に「放射線治療の体験談」として、あけぼの静岡の星野希代絵さんと清水晴美さんにあけぼの会の活動内容や、実際に放射線治療を受けた時の体験や心情をお話しいただきました。
第2部は報告と装置紹介でした。
最初に本研究会が実施した、乳がん放射線治療に関するアンケート結果をディスカッションを交えながら報告しました。次に東芝メディカルシステムズ株式会社の松波賢示氏からElekta社製のリニアックである「Synergy」についてご紹介をいただきました。研究会終了後には中東遠総合医療センター様のご厚意により開院したばかりの画像診断部門と放射線治療部門の施設見学をさせていただきました。
今回初めての試みとして、実際に治療を受けた方から普段の臨床の場ではなかなか聞くことができない治療期間中の心情や、体調の移り変わりに関する貴重なお話を聞くことが出来ました。今後よりよい放射線治療を提供していくためには技術や知識の向上は当然として、患者様の心情に寄り添っていくことも必要かつ重要なのだと改めて実感しました。
 第38回北陸放射線治療研究会
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日時平成25年7月6日(土) 14時ー17時
会場富山県看護協会研修センター&富山サイバーナイフセンター
定員80名
概要第38回北陸放射線治療研究会を医療法人社団藤聖会五福脳神経外科富山サイバーナイフセンターのご協力のもと「サイバーナイフの基礎技術と治療」と題して実践に即した臨床講演と技術講演を開催いたす運びとなりました。また、当センターの施設見学を実施し、北陸唯一の最新治療システムの紹介もいただく予定であります。
結 果 報 告
参加人数76名
コメント予測を上回る参加者を見込めました。北陸地方ではサイバーナイフ治療を行う施設が当センターしかなく、定位放射線治療に特化した施設での経験や精度管理の項目は興味いただけたと思います。施設見学では多くの質問が飛び交わされ関心の高さが伺えました。
参加者の中には医師や看護師の姿も見受けられました。
 第54 回岐阜県放射線治療技術研究会
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日時平成25 年6 月1 日(土)14 時〜18 時
会場岐阜県立多治見病院 診療本館3 階講堂
定員60名
概要愛知県がんセンター中央病院名誉院長森田皓三先生より放射線治療の将来を展望していただくとともに、ノバリスTXが新たに導入された県立多治見病院のQA・QCの現状、及びそれに使用する測定機器の紹介などを予定しております。
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参加人数71名
コメント 今回は、ノバリスTxが新たに導入された県立多治見病院で開催されました。教育講演では愛知県がんセンター中央病院名誉院長の森田皓三先生より、名古屋市西武医療センターでの陽子線治療に携わってみえるということで、原体照射からIMRT、IMRTから粒子線治療へという治療技術の発展及び歴史を、また、正常組織と腫瘍組織に投与される線量のバランスなどについて腫瘍医の立場から分かりやすく解説していただきました。
 会員発表では、新規に立ち上げられたノバリスTxのモーニングチェック方法を詳しく、それに関連してIMRTなどのQA・QCに用いる測定機器の説明がありました。高精度放射線治療をこれから始められる施設の方の参考になればと思っております。
 第21回 静岡県放射線治療研究会
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日時平成25年3月9日(土) 13:00受付 13:30開会
会場静岡県立総合病院 循環器センター 6F つつじホール
概要高精度治療装置を導入する施設が県内でも増えてきました。今回のテーマは「高精度放射線治療の実現向けて」。NovalisTX、Cyberknife G4についてユーザーから使用経験を、Synergyの新しいリーフAgility、True Beamについてメーカーから最新Topicsをお話ししていただきます。
結 果 報 告
参加人数49名
コメント今回の研究会のテーマは「高精度放射線治療の実現に向けて」でした。
前半はユーザー発表として高精度放射線治療装置の導入と使用経験に関して磐田市立総合病院の下郷先生にはNovalisTxについて、春日居サイバーナイフ・リハビリ病院の柴田先生にはサイバーナイフについて発表をしていただきました。後半は放射線治療装置メーカーに装置に関する最新Topicsとして高精度放射線治療装置を中心とした現状と将来展望についてお話をいただきました。研究会終了後には静岡県立総合病院様のご厚意により放射線治療部門の施設見学をさせていただきました。
今後、高精度治療を導入する施設がますます増えてくることが予想される中で、高精度治療を既に実施している施設からの使用経験は貴重な情報になりました。
 平成24年度 放射線治療研究会(東海地区)
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日時平成25年2月17日(日) 午前の部:9:30〜12:00 午後の部:13:30〜18:00
会場名古屋大学医学部保健学科(大幸キャンパス)東館4 階 大講義室
概要講演1:陽子線治療開始へ向けた進捗状況 講演2:粒子線治療における照射野形成法-ブロードビームからスキャニングへ- 講演3:ここだけは知っておきたい!!標準計測法12の変更点-光子編- 講演4:ここだけは知っておきたい!!標準計測法12の変更点-電子線編-
(参加費500円を徴収させていただきます。)
結 果 報 告
参加人数110名
コメント午前中は、陽子線治療と粒子線治療の装置の詳細やビーム特性について、それぞれ名古屋陽子線治療センターの安井先生と名古屋大学の小森先生に、ご講演いただいた。非常にわかりやすく丁寧なご講演により、理解が深まった。また、現状の問題点についても議論ができ、陽子線・炭素線の現状についても知ることができた。午後は、標準計測法12の変更点について、千葉県がんセンターの河内先生と名古屋大学の小口先生にご講演いただいた。現場での対応を重点的にご教示頂けたことから、既に12に移行した施設だけでなく、これから12に移行する施設にとっても貴重なお話であった。また、擾乱係数の引用元の根拠についても明確にお話しいただき理解が深まった。
 第37回北陸放射線治療研究会
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日時平成25年1月26日(土)午後2時から午後5時
会場金沢大学医薬保健学域 保健学類 4号館 4102号
定員100名
概要放射線治療計画用コンピュータの中身について理解を深めようということで、「エレクタ株式会社カスタマーサービス部物理グループ」より和田数幸、平井奈々子先生を講師にお招きして、同社の治療計画用システム「XiO」での「PDDと放射線基礎物理」、「治療計画システムについて〜線量計算ソフトウエアのメカニズム〜」についての講演をお願いしました。今回はXiOを例にとって、どのように線量分布やMUが計算されているか、などについてご説明をお願いしました。
結 果 報 告
参加人数52名
コメント北陸は朝から風雪が激しく、高速は50KMの速度規制があったが、それでも、
50名以上の会員が参加されたことは、大変うれしく思います。
放射線基礎物理からの講義で始まり、学生時代に習っていた、物質との相互作用から
カーマ、吸収線量の定義などの復習から行っていただいた。また、線量計算ソフトのメカニズムからの学習で、線量計算装置は違えども、その基礎は同じであるため、大いに役にたち、自施設へのフィードバックがなされると確信した