研究会開催 公益社団法人 日本放射線技術学会 中部支部 放射線技師
 
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 2017年  
 平成29年度 愛知県放射線治療研究会のご案内
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日時平成29年12月23日(土) 10時30分〜17時
会場名古屋市立大学 医学部研究棟 11階 A講義室
概要基礎講演では愛知県がんセンター中央病院の北川先生に標準計測法12で用いる係数について、大隈病院の西村先生にガンマナイフ立ち上げ経験について、教育講演では野江病院の山本先生に治療器立ち上げ時のビームデータの解析について、特別講演では名古屋大学医学部附属病院薬剤部の宮崎先生にがん治療における薬剤師の役割について講演して頂きます。地域交流では中部労災病院、名古屋第一赤十字病院、名古屋第二赤十字病院に発表して頂き、メーカー講演としてコミッショニングサポートサービスについて情報提供をして頂きます。また、会員による研究発表を予定しています。
結 果 報 告
参加人数136名
コメント基礎講演では、愛知県がんセンター中央病院の北川先生に標準計測法12の概要と補正係数について詳細に話をしていただき、大隈病院の西川先生に治療未経験からのガンマナイフ立ち上げということで、導入までの流れについて話していただきました。教育講演では、大阪府済生会野江病院の山本先生に効率的なビームデータの測定の重要性とデータの解析方法について、特別講演では、名古屋大学医学部附属病院で薬剤師として勤務されている宮崎先生に薬物療法の総論から、化学療法のレジメン、有害事象などについて話をしてもらいました。地域交流では、中部労災病院、名古屋第一赤十字病院、名古屋第二赤十字病院から日頃の品質管理業務や、計画装置のコミッショニングについて発表してもらいました。初の試みである、研究発表では3施設より発表して頂き、メーカー講演ではユーロメディックより測定業務の負担軽減、期間短縮を目的としたコミッショニングサポートの紹介をしていただきました。
今回の研究会では、多くの方に参加していただき、大変有意義な研究会となりました。参加して頂いた皆様、ありがとうございました。
 H29年度三重県放射線治療研究会
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日時平成29年11月3日(祝)14時〜18時
会場市立四日市病院 2F 講堂
定員50名
概要今回のテーマは、「放射線治療における線量計の品質管理」です。電位計の分離校正が近々開始されるということで、線量計・電位計について原理から品質管理に至るまでメーカー担当者様に解説いただきます。また、装置更新されました四日市病院の装置紹介と品質管理について四日市病院治療担当者様に、ご講演していただきます。
結 果 報 告
参加人数47名
コメント今回は、装置更新をされました市立四日市病院にて開催させていただきました。今年、6月に「放射線治療用線量計に用いられる電位計のガイドライン」に日本医学物理学会から発行されたことを受けて、今回「線量計の品質管理」をテーマにこのような企画をしました。電離箱線量計の原理と品質管理について、東洋メディック株式会社開発部開発課の山岡英樹先生には、電離箱線量計の基礎的な仕組みと線量計の扱い方や品質管理、保管の方法に至るまで詳しく解説していただきました。さらに今後、始まる分離校正についても解説していただきました。県内ではほとんどの施設で東洋メディック製の電位計を使用していますので、大変興味のある内容となりました。また、装置更新されました四日市病院高橋先生、綿田先生には、治療計画装置、直線加速器の受け入れ試験から品質管理についてご講演いただきました。県内初の装置ということで大変参考になるお話をしていただきました。会場をお貸しいただいた四日市病院の丹羽先生始めスタッフの皆様には、研究会開催にご協力いただきましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
 第30回 静岡県放射線治療研究会
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日時平成29年9月9日(土)14:00〜17:00
会場アクトシティ浜松 研修交流センター 51研修交流室
概要今回のテーマは『放射線治療におけるリスク分析・マネージメント』です。AAPM(American association of physicists in medicine)においてもTask Group100が公開され国内でも今後重要視されるテーマとなっております。ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。
結 果 報 告
参加人数42名
コメント今回のテーマは「放射線治療におけるリスク分析・マネージメント」でした。
「教育講演」では国立がん研究センター中央病院放射線治療科の脇田明尚先生に「当院における安全管理への取り組みについて」というテーマでAAPM TG100の概要、具体的な手法、がん研究センターにおけるリスク分析や、リスクマネージメントについて実例を交えながらご講演いただきました。
「会員発表」では事前に県内施設に対して実施したアンケートの集計結果を磐田市立総合病院の塩田泰生先生にしていただきました。また、聖隷浜松病院、浜松医療センター、磐田市立総合病院の先生方には「各施設での事例と安全対策」というテーマで、各施設で行っているリスク管理、安全対策の実情を紹介していただきました。普段はあまり聞くことのできない他施設のインシデント、ニアミスの実例と対策の紹介ということもあり、発表後には活発なディスカッションもあって臨床の場で役に立つ研究会となりました。
 中部支部放射線治療研究会からのお知らせ
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日時2017年8月19日(土)
会場金沢大学医薬保健学域 保健学類 4号館 4111号室
定員150名
概要今回の研究会のテーマは、放射線治療分野における最新トピックスです.
電離箱線量計と電位計の分離校正が始まるのに合わせて最新情報をお届けします.
最新の放射線治療計画システムについての紹介との2部構成としております.
結 果 報 告
参加人数67名
コメント今回の研究会には67名の参加を頂きました.暑い中のご参加ありがとうございました.
前半の講義では来年度あたりから開始されるであろう,電離箱の分離校正の現状と目的,又我々ユーザーに直接影響を及ぼすであろう金額面の見通しや電位計の取扱について詳細に講演を頂きました.
後半のRTPSについての3講演からは,筆者の所感でありますが「自動化・省力化」「Deformable技術を利用した線量評価からのAdaptive Therapyの実現」「MRIの線量計算を含めた治療計画への利用」と言ったキーワードが感じ取れました.
今回の研究会が参加施設の皆様の一助になれば幸いです.
 第29回 静岡県放射線治療研究会
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日時平成29年3月11日(土)
会場静岡県立総合病院 6階 つつじホール
概要今回のテーマは「最新の放射線治療周辺機器に関するトピックス」です。3次元水ファントムBEAMSCAN(ユーロメディック)、治療計画装置Raystation(日立製作所)に関して、各メーカに情報提供して頂きます。また、教育講演として、東京大学医学部付属病院の青木秀梨先生には肺がんの放射線治療を中心に放射線科医が我々技師に求めるものとは何かについて講演して頂きます。地域交流として、静岡市立静岡病院、焼津市立総合病院、静岡県立総合病院の施設紹介も御座いますので、多くの方の参加をお待ちしております。
結 果 報 告
参加人数63名
コメント「情報提供」としてユーロメディテックの千田様からはドイツPT社製の最新の3次元水ファントムの紹介を、日立製作所ヘルスケアビジネスユニットの中島様からは放射線治療計画装置を中心に放射線治療システム全体の紹介をしていただきました。
「会員発表」では中部地区の治療施設の紹介を静岡市立静岡病院、焼津市立総合病院、静岡県立総合病院の3施設にリニアックの更新、新棟の建設に関する体験談を紹介していただきました。
「教育講演」では東京大学医学部付属病院放射線科の青木秀梨先生に「放射線治療医が治療技師に求めるもの」をテーマにして、臨床的な内容だけにとらわれずいかに患者に寄り添えるか、放射線技師としてどうかかわっていくべきかを具体的な症例を提示しながらご講演いただきました。
「技術」、「設備」、「人」というがん診療に携わる際に、放射線技師が必要となるであろう要素を包含した内容であり、今後の診療に大いに活かしていけると感じました。